認知機能検査は75歳以上が対象で点数の分類は3種類ありましたが2022/05/13からは2つの区分となりました。
点数によって、
- 記憶力・判断力が低くなっている人(認知症のおそれがある方)・・・不合格
記憶力・判断力が少し低くなっている人(認知機能が低下しているおそれがある方)- 記憶力・判断力に心配ない人(認知機能が低下しているおそれがない方)・・・合格
の3分類です。2区分となりました。
認知機能検査のテストの結果の総合点で3分類2区分に分けますが、合格、不合格という基準は原則ありませんが・・・。
一般的には総合点で36点以上が合格で35点以下が不合格と言っていますね。
それでも一般的に言われている認知症テストで100点で合格したよとかネット上には書かれていますが
2022/5月の法令改正から各自の点数の発表は無くなりました。
これから取り組むには「記憶力・判断力に心配ない人」の区分である76点以上を目指しましょう!
認知症のおそれなしの合格点が36点以上になるように目指しましょう!
それでも試験ですから裏ワザではないがコツを思えれば初めての試験であったても本当に大丈夫だよ!
なによりも私が実体験したレポートも教えたいと思っています、それでも歳で記憶力も低下して心配だわ~とう思うのも正直なお気持ちだと感じています。
そういった心配や悩みがここの記事を読めば心配なく解決できるものと思っています、また実際の出題の問題例も公開さていますのでそれも最後にお伝えしていきたいと思っています。
認知機能検査で点数の分類とは
0点から100点満点までの点数で分類は2区分で、2022/05/13からは次の区分表と変わりました。

要するに認知症の絵の試験は36点以上の合格か35点以下の不合格のいずれかで判定されます。
認知症検査の試験内容の流れです
- 手がかり再生(覚えた絵を思い出す試験)
4種類のイラスト描かれた絵が4枚で16種類のイラストを覚えます。
ヒントなしの回答とヒント有りの回答をします。 - 介入課題
たくさん数字が書かれた表から指示された数字を斜線で引きますが試験の点数には無関係です。
16枚のイラストの絵を忘却させるためのいじわる問題でしょうか? - 時間等の見当識(検査時の年月日、曜日、時間を書きます)
時計描画(令和4年5月13日から廃止)指示された時刻を文字盤から書きます。- 高齢者講習(講義と運転適性検査機材による指導)
- 実技指導(普通車を運転します)
最初のテストで認知機能検査の時間は概ね30分位で、この認知症検査が終わると次に受検者は講義室で「高齢者講習」となります。
これが終わったら最後に普通車の運転をして自分の運転で気づいていない危険な部分に気づいてもらう安全運転のための実車指導を受けます。
その間に採点が行われてその点数によって合格か不合格に区分さてます。
実体験した認知機能検査のイラストの覚え方はこちらのブログにまとめました。
↓ ↓ ↓
問題例で私の体験コッソリ教えます。
認知機能検査のイラストの覚え方【必読】>>
認知症テストの過去問題で合格。
16枚の絵を簡単に覚える方法【簡単】>>
認知機能検査 不合格 の場合
認知機能検査の総合点で35点以下の方で、これが一般的には「不合格」といいます。
「記憶力、判断力ともに低くなっている」 と判定され、「認知症のおそれあり」と一応みられた訳ですね。
だからといって認知症でなく別な要因もあると思っていますね。
例えば
- 体調不良。(風邪、頭痛など)
- 寝不足。
- 緊張して上がってしまった。
- 検査室の空調が快適でなかった。
- 急に心配事が発生した。
と言うことで35点以下であっても「認知症」とは断言できませんね。
ですから、この区分に判定された方は医師の診断を受けて認知症ではないかそれとも認知症のいずれかになります。
認知症だと診断されれば残念ながら免許の停止か取り消しとなりますが認知症でなければ2時間の高齢者講習受講後改めて免許更新手続きとなります。
認知機能検査 合格点
認知機能検査の総合点で36点~100点の方の区分で「合格」となります。
「認知症のおそれなし」と判定されました。
認知症の試験のあとただちに2時間の高齢者講習受講後免許センター等で免許更新手続きとなります 。
2時間の高齢者講習の内容として講義内容や実技内容のまとめを実体験にもどづき記事にしました。
高齢者講習の内容は?【体験記】>>
認知機能検査の採点方法とは
認知機能検査で採点方法ですが出題の問題ごとに点数が区分されています。
・手がかり再生の点
・時間の見当識の点
・時計描写の点
2つの検査の中で16枚の絵のイラストの採点が合否のポイントだと考えられます。
手がかり再生の点
●16枚の絵をヒントなしで回答
16枚のイラストをヒント無しで全部を答えれば32点となります。
1問の正解は2点ですね。もし仮に半分の9問答えたとすれば、9×2点=18点となります。
●16枚の絵をヒントありで回答
1問が1点となります。
もしヒントありで16枚のイラストの絵を全部を答えた場合ですが、
この場合は16枚×1点=16点とはなりません。
ヒント無しの問題で16枚の絵が全部正解だった方はここでの加点は0点です。
イラストの絵の採点ではヒントあり、ヒントなしの合計点が最大32点となっています。
例えば
ヒントなしで回答したイラストの絵の回答で10枚が正解だとすると10枚×2点=20点です。
ヒントなしでは答えられなかった6枚が、ヒントありで答えて正解なら6枚×1点=6点です。
ここの例では
ヒントなし20点+ヒントあり6点合計=26点と言うことになります。
言葉だけでは一寸分かりづらいかな?それでは例題でみてみましょうね。
パターンA | ヒント無し | ○× | ヒントあり | ○× | |
1 | 大砲 | ○ | 戦いの武器 | 鉄砲 | × |
2 | ピアノ | × | 楽器 | オルガン | ○ |
3 | 目 | × | 体の一部 | 耳 | ○ |
4 | ステレオ | × | 電気製品 | テレビ | × |
ヒント無し:正解 1×2点=2点
ヒントあり:正解 2×1点=2点
合計:4点
パターンA | ヒント無し | ○× | ヒントあり | ○× | |
1 | 大砲 | ○ | 戦いの武器 | 大砲 | ○ |
2 | ピアノ | × | 楽器 | オルガン | ○ |
3 | 目 | × | 体の一部 | 耳 | ○ |
4 | ステレオ | × | 電気製品 | テレビ | × |
ヒント無し:正解 1×2点=2点
ヒントあり:正解 2×1点=2点
合計:4点
総合点の合格不合格の点数の出し方
総合点の出し方は次の計算式に係数をかけて合計点数を出しています。
総合点== 2.499 × A + 1.336 × B
Aがイラストの絵の16枚全部できれば32点で、Bが時間の問題で全部できれば15点です、これを総合点の式に入れてみましょう!
2.499 × 32点(絵の回答) + 1.336 × 15点(時間の回答)=100.008点となりました。
認知症テスト合格の最低条件は?
認知機能検査で合格の条件は36点以上ですが、あまり心配することなく頑張らないで気楽に取り組みましょうか?
その訳とは、
改正で試験問題が簡素化して合格点の点数も従来の49点から36点以上となって講習時間も2時間の1本かとなったので全員が合格できるレベルだと感じています。
後期高齢者の3時間講習があった改正前であったら76点以上を目指すの講習料が安くすむ意義がありましたが・・・、
もうそこまでしなっくても皆36点以上は同じ合格でほとんど不合格の人はいないと思っていますからです。
ですから医師の診断を受けることなく免許更新ができる最低の合格ラインの36点は心配しなくていいと思っています。
これだけでも36点以上は簡単だよ!まず、時間のテストをこれからやってみましょう!
- 今日は何年ですか?
- 今月は何月ですか?
- 今日は何日ですか?
- 今日は何曜日ですか?
- 今は何時何分ですか?
はい、答えは5問題は全部わかりましたよね、これで点数は15点となります。
ここで15点がとれればあとは絵の問題では16枚のうちヒント無しで4枚を覚えれば8点で総合点が36点以上で合格できますよ。
どうでしょうか?
何とかなりませんか?
あとヒントありになればさらに絵のイラストを思い出すから少しでも回答出来れば1枚につき1点が加点されますのでもう安心、大丈夫だよ!
じゃ点数で確認して見ましょう!
総合点= 2.499 × A + 1.336 × Bに点数をいれてみます。
2.499 × 8点 (絵)+ 1.336 × 15点(日時) = 40点で合格です。
ヒント無しで全部できなくて0点でもヒントありで7枚が分かれば7点で総合点38点で合格です、このようにしてみれば安心できませんか?
何も知らずにテスト問題に取りかかっても合格ラインはクリヤーできると思いませんか、ましてこの記事をお読みになっているなら余裕で合格間違いありません。
介入課題
16枚のイラストを覚えたあと介入課題として試験官から指示された数字を斜線で引く作業をしますが、これは採点に関係ありません。
ですから、もっぱらイラストを覚える時間にあててください。
時間の見当識の点

今日は何年ですか? | 正解で5点 |
今月は何月ですか? | 正解で4点 |
今日は何日ですか? | 正解で3点 |
今日は何曜日ですか? | 正解で2点 |
今は何時何分ですか? | 誤差30分未満で1点 |
「今日は何年ですか?」については令和5年であっても2023年であっても正解です。
年月日の質問では年月日順に点数が下がってきていますが、全て正解で15点となります。
もう高齢者にもなれば毎日がサンデーで?
幾日だったけ?何曜日と自分でも忘れていることがしばしばです。そんな経験だれにでもあるよね?
だから認知症検査日にはもう一度確認しましょうね。
それともう一点付け加えておきますが、「今日は何時何分ですか?」については試験会場では時計を外しますのでその時に時間をしっかり見ておきましょう。
時計の無い方はスマホや携帯で時間を確認してみてください、それも持っていないよ~そんな時は受付の時に事務所内の時計をみましょう。
これが出来れば15点の獲得ですから認知症で無い限り0点の方はまず、いないと思いますネ。
ですから、ここでは15点は取りましょうね!
改正道路交通法によって令和4年5月13日から認知機能検査内容と点数の基準がかわりました、試験問題も時計描画の試験は廃止となって時間の見当識と手がかり再生の2問題となりました。
改正点の詳細はこちらのサイトをご覧ください。>>>
認知症テストで絵の覚え方やイラストパターンが分かる記事一覧まとめたサイトです、詳細はこちらの記事をご覧ください。>>>
点数と分類のまとめ
- 認知機能検査で点数分類は2区分です。
- 合格と不合格の区分は明確にはありませんがそう考えていいと思っています。
- 認知症テストの合格は36点以上です。
- 時間の見当識は是非全部回答しましょう、そうすれば絵の答えはヒント無しで4枚正解で合格です。
- 関連ブログ記事の紹介です。
16枚の絵を覚える簡単な方法(過去問題)>>
認知機能検査のイラストの覚え方(体験談)>>
時計描画の問題例と描き方>>
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