
認知機能検査は75歳以上が対象です。
点数の分類は3種類あります。
点数によって、
- 記憶力・判断力が低くなっている人 (認知症のおそれがある方)
- 記憶力・判断力が少し低くなっている人 (認知機能が低下しているおそれがある方)
- 記憶力・判断力に心配ない人 (認知機能が低下しているおそれがない方)
の3分類です。
認知機能検査のテストの結果の総合点で
3分類に分けますが、
合格、不合格という基準はありません。
それでも一般的に言われている
認知症テストで100点で合格したよとか
ネット上には書かれていますので、
これから取り組むには
「記憶力・判断力に心配ない人」
の区分である76点以上を目指しましょう!
裏ワザではないが
コツを思えれば簡単です。
本当に大丈夫だよ!
なによりも私が実体験した
レポートも教えたいと思っています。
それでも
もう記憶力もおって心配だわ~
とういう方には
49点以上の合格点でも大丈夫だよ!
実際の出題の問題例も公開さていますので
それも最後にお伝えしていきたいと思っています。
目次
認知機能検査で点数の分類とは

0点から100点満点までの点数で
第1分類から第3分類に分けています。
認知症検査の試験内容の流れです。
- 時間等の見当識
検査時の年月日、曜日、時間を書きます。 - 手がかり再生
4種類のイラスト描かれた絵が4枚で
16種類のイラストを覚えます。
ヒントなしの回答と
ヒント有りの回答をします。 - 介入課題
たくさん数字が書かれた表から
指示された数字を斜線で引きますが
試験の点数には無関係です。
16枚のイラストの絵を忘却させるための
いじわる問題でしょうか? - 時計描画
指示された時刻を文字盤から書きます。
検査の時間は概ね30分位です。
この認知症検査が終わると
いったん受検者は部屋から退室します。
すぐに採点が行われてその点数によって
第1~第3分類に区分さてます。
採点後
1人1人試験をした検査室に呼ばれて
点数を言われ
次回の高齢者講習の日程を決めました。
実体験した
認知機能検査のイラストの覚え方は
こちらのブログにまとめました。
↓ ↓ ↓
問題例で私の体験コッソリ教えます。
認知機能検査のイラストの覚え方【必読】>>
認知症テストの過去問題で合格。
16枚の絵を簡単に覚える方法【簡単】>>
第1分類
認知機能検査の総合点で48点以下方が
第1分類となります。
「記憶力、判断力ともに低くなっている」
と判定されます。
「認知症のおそれ」があると
一応みられた訳ですね。
だからといって
認知症でなく別な要因も
あると思っていますね。
例えば
- 体調不良。(風邪、頭痛など)
- 寝不足。
- 緊張して上がってしまった。
- 検査室の空調が快適でなかった。
- 急に心配事が発生した。
と言うことで
48点以下であっても
「認知症」とは断言できませんね。
第1分類と判定された方は
医師の診断を受けて
認知症ではない、それとも認知症
のいずれかになります。
認知症だと診断されれば
残念ながら
免許の停止か取り消しとなりますね。
認知症でなければ
3時間の高齢者講習受講後
改めて免許更新手続きとなります。
第2分類
認知機能検査の総合点で49点~75点の方が
第2分類となります。
「 認知機能が低下しているおそれがある方 」
と判定されます。
改めて別の日に予約して
第1分類と同じ3時間の高齢者講習受講後
免許センター等で免許更新手続きとなります。
第3類
認知機能検査の総合点で76点~100点
のかたは第1分類となります。
「 記憶力・判断力に心配ない人 」
と判定されます。
改めて別の日に予約して
2時間の高齢者講習受講後
免許センター等で免許更新手続きとなります 。
2時間の高齢者講習の内容として
講義内容や実技内容のまとめを
実体験にもどづき記事にしました。
高齢者講習の内容は?【体験記】>>
認知機能検査の採点方法とは

認知機能検査で採点方法ですが
出題の問題ごとに点数が区分されています。
・時間の見当識の点
・手がかり再生の点
・時計描写の点
3つの検査の中で
16枚の絵のイラストの採点が合否の
ポイントだと考えられます。
時間の見当識の点
今日は何年ですか? | 正解で5点 |
今月は何月ですか? | 正解で4点 |
今日は何日ですか? | 正解で3点 |
今日は何曜日ですか? | 正解で2点 |
今は何時何分ですか? | 誤差30分未満で1点 |
「今日は何年ですか?」については
令和2年であっても
2020年であっても正解です。
年月日の質問では年月日順に
点数が下がってきています。
全て正解で15点となります。
もう高齢者にもなれば
毎日がサンデーで?
幾日だったけ?
何曜日と
自分でも忘れていることがしばしばです。
そんな経験だれにでもあるよね?
だから
認知症検査日にはもう一度確認しましょうね。
それともう一点付け加えておきますが、
「今日は何時何分ですか?」については
試験会場では時計を外しますので
その時に時間をしっかり見ておきましょう。
時計の無い方は
スマホや携帯で時間を確認してみてください。
それも持っていないよ~
そんな時は
受付の時に事務所内の時計をみましょう。
これが出来れば15点の獲得ですから
認知症で無い限り0点の方は
まず、いないと思いますネ。
ここでは15点は取りましょうね!
介入課題
16枚のイラストを覚えたあと
介入課題として
試験官から指示された数字を
斜線で引く作業をしますが、
これは採点に関係ありません。
ですから、もっぱら
イラストを覚える時間にあててください。
手がかり再生の点
●16枚の絵をヒントなしで回答
16枚のイラストをヒント無しで
全部を答えれば32点となります。
1問の正解は2点ですね。
もし仮に半分の9問答えたとすれば、
9×2点=18点となります。
●16枚の絵をヒントありで回答
1問が1点となります。
もしヒントありで
16枚のイラストの絵を
全部を答えた場合ですが、
この場合は
16枚×1点=16点とはなりません。
ヒント無しで16枚の絵が
全部正解だった方は
ここでの加点は0点です。
イラストの絵の採点では
ヒントあり、ヒントなしの
合計点が最大32点となっています。
例えば
ヒントなしで回答したイラストの絵の
回答で10枚が正解だとすると
10枚×2点=20点
ヒントなしで答えられなかった
6枚がヒントありで正解なら
6枚×1点=6点
ここの例では
ヒントなし20点+ヒントあり6点
合計=26点と言うことになります。
言葉だけでは一寸分かりづらいかな?
それでは例題でみてみましょうね。
パターンA | ヒント無し | ○× | ヒントあり | ○× | |
1 | 大砲 | ○ | 戦いの武器 | 鉄砲 | × |
2 | ピアノ | × | 楽器 | オルガン | ○ |
3 | 目 | × | 体の一部 | 耳 | ○ |
4 | ステレオ | × | 電気製品 | テレビ | × |
ヒント無し:正解 1×2点=2点
ヒントあり:正解 2×1点=2点
合計:4点
パターンA | ヒント無し | ○× | ヒントあり | ○× | |
1 | 大砲 | ○ | 戦いの武器 | 大砲 | ○ |
2 | ピアノ | × | 楽器 | オルガン | ○ |
3 | 目 | × | 体の一部 | 耳 | ○ |
4 | ステレオ | × | 電気製品 | テレビ | × |
ヒント無し:正解 1×2点=2点
ヒントあり:正解 2×1点=2点
合計:4点
※ヒントありで「大砲」は正解ですが、
ヒントなしで2点を取っているので
採点対象外となります。
時計描画
1から12までの数字のみが書かれている | 1点 |
数字の順序が正しい | 1点 |
数字は正しい位置になくてはならない | 1点 |
2つの針がある | 1点 |
「時」の数字が正しい方向を示している | 1点 |
「分」の数字が正しい方向を示している | 1点 |
長針と短針が正しい長さのになっている | 1点 |
それぞれの項目で採点され
1点ずつ加点されるので
全部出来れば7点となります。
時計の問題も
回答用紙には時計の円は描かれていません。
まん丸く円を描いて、
指示された時間を入れます。
円を描いたら次に文字盤ですが
一番上に「12」、一番下に「6」
右側に「3」、左側に「9」とね・・・。
これも一寸練習すれば
7点はいけますよね?
時間描画のやり方について
具体的なポイントや注意点など
最後の「まとめ」で リンク先もお伝えします。
検査項目ごとの採点のまとめ

認知症検査の一覧表を合計点ですが、
-
時間の見当識:15点
- 手がかり再生:32点
- 時計描画:7点
合計:54点で100点なりませんよね?
その総合点の出し方は
上記の3つの採点から
次の計算式に係数をかけて合計点数を出しています。
総合点=①×1.15+②×1.94+③×2.97
単純な点数合計ではないんだ~
どうしてそんな係数で計算するの?
なんだかよく分かりませんね。
そこで全部回答が正解であったなら
と思って合計を出してみました。
15点×1.15=17.25点
- 32点×1.94=62.08点
- 7点×2.97=20.79点
合計:100.12点となりました。
- 単純計算で問題数に置き換えてみました。
-
時間の見当識で5問×約3点=15点
- 手がかり再生で16問×約4点=64点
- 時計描画で7問×約3点=21点
合計:で一応100点でしょうか!
認知症テスト合格の最低条件は?
認知機能検査で合格の条件は
49点~75点でもいいと思っています。
その訳とは、
第2分類の後期高齢者講習の時間は
3時間講習となりますが、
後期高齢者の75歳以上でのテストで
初めての認知症機能検査では
第3分類の76点以上を目指すのもいいが
3年後の2回目
6年後の3回目ともなれば
80歳代となりますよね。
そうなれば
高齢化の老化現象で
物忘れに拍車がかかるでしょう?
ですから
医師の診断を受けることなく
免許更新ができる最低の合格ラインだね。
そのためには
①の時間の見当識では満点の17.25点を
③の時計描写で満点の20.79点
これは絶対条件としたいですね。
残りは「手がかり再生」で
何点をとればいいかということですが?
49点-①17.25-②20.79=10.96点
と言うことは
イラストの絵をヒント無しで
3枚でOKです。
これくらなら何とか、いけるよね!
3枚×2点×1.94=11.64点
これで総合点=49.68でクリヤーです。
あとヒント有りで少しでも回答出来れば
1枚につき約2点が加点されますので
もう安心、大丈夫だよ!
点数と分類のまとめ
- 認知機能検査で点数分類は3区分です。
- 合格と不合格の区分は明確にはありません。
- 認知症テストで今回は49点以上でOKです。
- 時間の見当識と時計は描写は満点を!
- 手がかり再生でヒント無しで3枚でOK
- 関連ブログ記事の紹介です。
16枚の絵を覚える簡単な方法(過去問題)>>
認知機能検査のイラストの覚え方(体験談)>>
時計描画の問題例と描き方>>