春の野草を100種類以上集めてから酵素液を作りました、どんな野草なのか一覧表も用意しましたし1日がかりの作り方はタイムゾーンで分かりやすくしました。
手作り酵素液の作り方の講習会を年に2回春と秋に開催していてもう何回も体験してきました今回は春の手作り酵素液の作り方として朝9時に集合して午後3時までの1日コースでした。
春先の手作り酵素液の作り方は新芽など生き生きした野草が芽生えてくる新緑の生命力ある植物を集める事からはじめますので野草を知らない私にとっては講習会はありがたいと思っています。
毎回この講習会には20名前後のお仲間が集まって作業ですが、主催者の先生は広大な野草畑があって管理しているので、その畑のでの摘み取りができます。
また初めても何を準備してどの位用意しなくてはいけないのか、更に野草の仕込みのレシピなども含めて画像付きで記事をまとめて見ました。
食品添加物や遺伝子組み換え食品も出回っているなか手作り食品に一人でも多くの方が取り組んで頂ければとの思いでいっぱいです。
今回の体験は野草研究家の先生の講習会での内容を備忘録として記事にしてみましたので、より多くの方の健康な生活に役立つことにつながれば嬉しいです。
春の手作り野草酵素の作り方
春の手作り野草酵素は毎年5月中旬頃に開催してローカルの新聞にはお知らせしていて地元はもとより近県や首都圏からも来て頂き20名前後の人数でやっています。
当日は朝9:00に公民館に集合して、朝のミーティングが終わったら野草園に行って春の材料を50kg集めるのが重要なお仕事です。
50kgで50㍑の酵素液ができますので漬け物容器(45㍑)を5個用意しています。最低10kg単位で集めてください。
そしたらそれを①洗って②きざんで③桶に入れたら④砂糖と⑤発酵剤を入れてよくかき混ぜたら終わりですが終了は午後3時の予定ですので1日作業となっています。
1日の作業の流れを表にしてみました。
- 9:00公民館集合
朝のミーティング。
- 9:30野草園で材料を集める
車で移動して作業開始、山野草を50kg(酵素液50㍑作るため)集める。
先生が前日と当日の朝集めてくれてあったので、かろうじて目標の50kgを集めることができた。
- 11:20山野草の区分
公民館に戻って種類別に分ける
- 11:30野草の重さを正確に計る
5個の漬け物容器(45㍑)に均等に野草を入れて10kg×5個にする、もし足りない場合は直ちに山野草を取りに行きましょう!
- 12:00野草を水洗い
水道で水洗いしてたら桶に戻さずザルなどに入れて水切りします。
- 13:00昼食
水洗いが終わってら昼食となります、この間に水洗いした野草の水切りタイムとなります。
- 13:40野草の仕込み
材料を細かく切って桶に入れて白砂糖・発酵調整剤で混ぜ合わす。
- 15:00終了
桶にフタをして終了、2週間後に酵素液は出来上がるのでその時に参加者に配分します。
お近くの野山とか土手とか山野草の畑等に行って材料のタンポポ、ヨモギ、スギナなどを見つけて取ってくるのが最初のお仕事なります。
本かネットでの勉強では途方に暮れて無理かな~と思っていますので、こういった講習会に参加するのが一番の近道ではないかと感じています。
野草研究家ならともかく一般の私たちは中々この野草を見つけるのが大変だと思っています、それと見つけても、かなりの種類と収穫する量もポイントとなりますね。
野草の種類も多いほどエキスの相乗効果で良い酵素が美味しい酵素ができると聞いているので少なくとも20種類以上は集めてみてください。
集める種類の量は必ずしも均等でなくても大丈夫です、中には数本であったりあるいは物によっては大きなビニール袋一杯であったり、まちまちになると思っています。
指導する先生の野草畑には数多くの山野草があるので、そこの場所から取る作業なので野草の名前を教えていただきなら毎回20人程度のメンバーでの作業でした。
野草酵素作りに野草は100種類以上集めた
今回集めた野草は100種類以上でもう数回参加させていただいていますが、毎回100種類以上は集めていますが、私の知らない物ばっかりですよ~。
100種類の中にはたった1個だけの物もありしたね。
1 | アマ | 33 | カキドウシ | 65 | スイバ | 97 | ビワ葉 |
2 | アカザ | 34 | カキ葉 | 66 | スギナ | 98 | ブドウ新芽 |
3 | 赤松 | 35 | カナムグラ | 67 | スミレ | 99 | フキ |
4 | 赤ツメ草 | 36 | カラスノエンドウ | 68 | セリ | 100 | 藤のツル |
5 | アザミ | 37 | カンアオイ | 69 | センキュウ | 101 | フジバカマ |
6 | アケビ | 38 | カタクリ | 70 | ゼンマイ | 102 | フサスグリ |
7 | アカシア | 39 | カタバミ | 71 | ダイコンソウ | 103 | ペパーミント |
8 | アシタバ | 40 | キクイモ | 72 | タラの芽 | 104 | ベルガモット |
9 | アサツキ | 41 | 木の芽 | 73 | タンポポ | 105 | ヘビイチゴ |
10 | アビオス | 42 | キキョウ | 74 | チクセツ人参 | 106 | ボケ花 |
11 | アップルミント | 43 | 行者ニンニク | 75 | チャービル | 107 | ホウノキ |
12 | アマチャ | 44 | キンミズヒキ | 76 | チャイブ | 108 | ホトトギス |
13 | アマチャヅル | 45 | クコ | 77 | ツキミソウ | 109 | マタタビ |
14 | アマドコロ | 46 | クマササ | 78 | ツバキ | 110 | ミズヒキ |
15 | アロエ | 47 | クリ葉 | 79 | ツツジ | 111 | ミゾソバ |
16 | イカリソウ | 48 | クロモジ | 80 | トウキ | 112 | ミソハギ |
17 | イタドリ | 49 | クリンソウ | 81 | ドクダミ | 113 | ミツバ |
18 | イチョウ | 50 | クワ | 82 | ニシンソウ | 114 | ミョウガ |
19 | イブキジャコソウ | 51 | ゲンノショウコ | 83 | 日々草 | 115 | ミント |
20 | イラクサ | 52 | ゴボウ葉 | 84 | ノイバラ | 116 | ミグスリノキ |
21 | ウコギ | 53 | コゴミ | 85 | ノカンゾウ | 117 | メハジキ |
22 | ウド | 54 | コーンフラワー | 86 | ノコギリソウ | 118 | ムラサキシキブ |
23 | ウマスカナ | 55 | コシアブラ | 87 | ノビル | 119 | ムラサキオオバコ |
24 | ウバユリ | 56 | コーレ | 88 | ノブドウ | 120 | モクレン |
25 | ウマズイコ | 57 | コンフリー | 89 | ハマナス | 121 | モミジ |
26 | ウワミズザクラ | 58 | サクラソウ | 90 | ハギ | 122 | ヤマブキ |
27 | エンジュ | 59 | サンショウ | 91 | ハコベ | 123 | ユキノシタ |
28 | オオハギボウシ | 60 | サクラ葉 | 92 | ハワサビ | 124 | ヨモギ |
29 | オオバコ | 61 | シロツメクサ | 93 | ハス | 125 | ルバーブ |
30 | オオミグミ | 62 | シダ | 94 | ハナイカダ | 126 | レディースマントル |
31 | オミナエシ | 63 | シャクヤク | 95 | ハルジオン | 127 | ワラビ |
32 | オトギリソウ | 64 | スイカズラ | 96 | ヒメジオン | 128 | ワレモコウ |
いろんな種類の野草がいっぱいある畑での作業開始となります、まとまって取れるの場所なのでありがたい思いで一杯です。
芽吹きの時期で春は野草を集めるにはもってこいの季節だと感じています。
初めての参加者はこっちに集まって~と先生が何処をどうやって取ったらいいのかお手本を示しながらの指導もしてくれますの何の心配もなく気楽に参加できています。
野草は種類毎にビニール袋に入れての集め方ですね、私の分担割はカキドウシを集めてと言われて何も知らないので、これだよって教えてもらってからの作業です。
その時は覚えても多分1年後には忘れてしまっているかな、野草図鑑があればいいかな・・・。
カキドウシは可憐な紫色の花が咲いていて一面群生して育っていましたので鎌を使ってまとめて刈り取り作業でやりました。
それともう一つお役目が与えられて「カラスのエンドウ」も一緒に取るように言われたので、これだよと教えてもらって別のビニール袋に集めました。
これも群生していたので鎌で一気に取れましたのでたちまちビニール袋に一杯の状態になりましたね。
そのほか私の知っているヨモギ、タンポポ、イタドリ、藤の花も集めました、これらは子ども頃から道端などでよく見かけておりましたので難なく分かりました。
ヨモギ(通称:餅草)はもう20~30cm位まで丈が伸びていたので根元から取るのでなく上の方の柔らかい部分だけを手で折ってポキッと折れる部分を集めました。
血止めの薬草としても子ども頃に付けた思い出があります。
タンポポは花と葉っぱを一緒に根元から鎌でとりました。
イタドリは痛みを取ってくれる薬草で、字の通り「痛取り」なんですね、背丈が伸びるので軽く折れる柔らかい上の部分だけを摘み取りました。
水路の川岸に咲いていた1本だけあったフジの木は花と若葉を集めました、これも入れていいと教わったんですが意外でしたね。
公園等で見かけていたのでもっぱら観賞用の花見でしか知らなかったら薬草としての使い方は驚きです。
土手に群生しているノカンゾウを別な畑に移動して皆で取りました。
山の手の林の中にはタラの芽もあったのでトゲに注意しながら取りました。
私が関わったほんの一部の画像だけを紹介しました、参加者の皆さんはビニール袋片手に野草を集めましたが100種類以上の野草が集まるなんてスゴいな~と思っています。
野草を集めるのは草取りと違って何でも足の周りのを鎌なり手で単純に取るので無く種類を見極めての作業ですので少しは頭を使いながら慣れない作業なので結構疲れました。(^_^;)
それも一桶単位で最低10kgの野草のノルマですので野草園で畑を管理していての作業であってもこの集める作業は大変だと感じています。
10時のお茶タイムとか休憩もありませんので自己管理をしながら暑かったので熱中症に注意しながら水分補給もして無理なくマイペースでの作業となっています。
それにしても100種類以上にこだわらなくても少なくても20種類以上はあった方が良いエキスに仕上がりますので努力して集めてみてください。
野草酵素の作り方で必要なもの(準備編)
- 材料の野草が最低10キロ集めます(酵素液10㍑作るのに野草が10キロ必要です)
- 大ざる:洗い上げ、水切りようとして。
- 容器は樽(45㍑)10Kつくるのに最適。
- 包丁:材料を切ります。
- まな板:材料を切るために使います。
- 発酵調整剤:10kに対して1個
- 白砂糖:材料の重さの1.1倍、10kに対して11k
- はかり
- 手作り酵素の元(海の精):10kに1本
酵素ドリンクのレシピとしては
上記の準備編からレシピとして再掲しました。
- 材料の野草が最低10キロで20種類以上が望ましいです。
- 発酵調整剤の響魂(きょうこん):10kに対して1個
- 白砂糖:材料の重さの1.1倍、10kに対して11k
- 手作り酵素の元(海の精):10kに1本
手作り酵素液の作り方(初日)
全員で取ってきた野草を種類別に分けてから3~5個の桶に均等に入れていきます。
野草の水洗いは10キロ単位に入れ終わってからやりました。
野草が10キロともなると容器の樽(45㍑)に一杯となりますね。
規定量の10キロになった野草の樽は水道水で水洗いをしました。
水洗いが終わったところで、ひとくくりの昼食となりました時計を見たらもう13時だ~!
洗った野草の水切り中に昼食を食べて午後の作業となりますが、これからは野草の仕込みとなります。
野草の仕込み作業(手作りのレシピ)
- 野草を細かく刻で、そして容器(樽)に入れる
- 白砂糖と発酵調整剤を樽に段段に入れる
- 樽の中を素手(常在菌の活用)でかき混ぜる(美味しくな~~と念じながら)
野草を出来るだけ細かく刻んではザル等に入れてザルが一杯になったら容器の桶に空けました。
容器に刻んだ野草を入れたら白砂糖と発酵調整剤の響魂(きょうこん)の粉末を入れます。
素手で楽しくかき混ぜます、そのとき「美味しくな~~れ」を声かけながらやってみてね!
容器の桶には10kgの野草と11キロの白砂糖と発酵調整剤が十分に混ぜったら初日の共同作業は終わりです、時間はもう午後3時となっていました。
午前9時に集合してからの作業でなれない仕事なので高齢者の私は結構キツイな~と感じています。
この後、仕込みの終わった容器は先生が自宅に持ち帰って風通しの良い場所に置いて終了となります。
手作り酵素液の作り方(2日目以降)
先生がお一人でやっていますが、箇条書きにまとめました。
- 毎日1度、手で必ず混ぜること
- 混ぜる作業は素手だと常在菌の働きで美味しい酵素液に仕上がります。
- この作業を5~6日間毎日続けます。
- かき混ぜるときは「美味しくな~~れ」と語りかけてください。
- 1~2日目は砂糖固まりが無いかを確認しながら混ぜます。
酵素液の絞り出し
5~6日漬け込んだらOKですね。
- ザルやネットに入れて絞りますが吊して自然落下で集めています。
- 絞り取った酵素液10㍑に手作り酵素の元「海の精」360mlを1本入れます。
絞り出した元の野草は捨てずにお風呂に入れて酵素風呂になるし、畑の肥料としても活用できます。
手作り酵素液の配布
野草を仕込んでから1週間後に公民館に集合して野草酵素ドリンクを参加者に1㍑ずつ分けました、それ以上欲しい希望者にも有料で分けていただきました。
まずは出来上がりの試飲からのスタートです、原液を4~5倍に薄めて飲みました、野草の心地よい香りと口に含むと優しい甘さで美味しいジュースの味でした。
原液の薄め方は各自のお好みでOKですが、高温のお湯では薄めないでください、生きている酵素ですのでお湯を入れるとすれば40℃以下にしましょう!
小分けしたペットボトルの酵素液はしっかりフタをして持ち帰りましたが家では涼しい場所とかに保管してます、冷蔵庫でもいいです。
いづれにしても酵素液のペットボトルのフタは緩めておいてください、生きている酵素は発酵していますの容器は密閉はしません。
野草酵素の作り方まとめ
- この記事をみてお一人でも取り組めば幸いですが最寄りでの講習会に参加することをオススメします。
- 長野県原村においては年2回、春の酵素作り(5月中旬)と秋の酵素作り(10月)に開催してます。
- 酵素の飲み方としては4~5倍のお好みで水で飲みます。
- 手作り酵素は生きているので50℃以上のお湯には入れないでください。
- 飲む時間は強いて言えば食間がいいと思っています。
- ペットボトルの保管でフタは密閉せず緩めて涼しい場所に置いてください。
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