アサギマダラの飛来地として長野県は宮田村がアサギマダラでは名の知れたところですが、諏訪市四賀地区内の白狐(びゃっこ)公園の横の花畑にはフジバカマが数メートルの幅で長さがなんと数十メートルに分かって植わっています。
2023/09/22 15:00に2匹の飛来を確認できました、日々の観察記録はこちらのサイトで見ることができます。
現地に見に来る場合はアサギマダラが飛んでいるのか飛来情報を確認してからお出かけください。↓
2021年の記録として渡りをする蝶アサギマダラの飛来地として長野県の諏訪市白狐公園横で多いときには連日30~50匹も飛んでいます。
2021年9月20日前後は60匹弱の時もありましたが10月初旬になってからは2~3匹程度です、10/7は1匹、10/8・9は3匹確認しています。10/11(晴)4匹です。
10/18~20は日中は晴れでしたが寒くなって1匹も見えません、もう~終わりかな?
ここでのアサギマダラの蝶が見れるのは9月上旬から10月上旬の概ね1ヶ月楽しむ事ができます。
フジバカマの脇を歩くといっせいに足下からチョウが舞い上がって乱舞するアサギマダラの光景は圧巻で、まさに花と蝶の楽園だと思っています。
そして誘導されるようにチョウに手を差しのべては一緒にたわむれる様子こそ、 大人も子ども我を忘れて一瞬に童心に戻してくれています。
また、もう一つ忘れてはいけないのはフジバカマ(藤袴)の花の臭いを感じてほしのです、嗅覚の良い方は少し近づいだけでピンクの花から甘い香りが漂ってきているのが分かると思いますね。
そんな体験をご一緒にシェアできればうれしいと思っています。
蝶の数え方は1匹(いっぴき)2匹が一般的だと思っていました!まあ~わかりますが正確には1頭(とう)2頭だそうです、私も初めて知りました。英語では「head」で牛や蝶を数えていましたが日本人が直訳したから「頭」になったようです。
渡り蝶と言われるアサギマダラの移動距離とか毒蝶とか集合場所などについてもお話ししたいと思っています。
アサギマダラの飛来地は諏訪市白狐公園の横
アサギマダラの飛来地として長野県諏訪市の白狐公園のすぐ北側の田園地帯の中の一角にかなり広いスペースでフジバカマがたくさん植えられていています。
この場所は私有地で田んぼであったところで休耕田や一部を畑として野菜作りをしていましたが、地主の古畑さんが2018年に福島(ふくじま)の公民館でフジバカマのカブを希望者に分ける話を聞いて植えたのが始まりでした。
フジバカマの花は9月・10月に咲きますので、この時期になると渡り蝶といわれるアサギマダラが2018年から飛来してきています。
見学は自由ですのでお気軽にお立ち寄りください。
2020年は9月17日に初めて3匹が確認されて10月20日までその間に合計44匹が確認されています、そのなかでも多い日が9月29日で10匹でした。
2021年の今年は9月7日で昨年より10日も早く多い日には30~50匹が乱舞していて、すでに450匹以上が飛来してきたね!
地主の古畑さんのお話より
アサギマダラの飛来中は蝶の研究家の伊藤先生(諏訪市)も現地で見学者へのガイドもやっていて、分かりやすいアサギマダラの世界を楽しく共有することができて勉強になります。
雨降りで無い限り毎日9:00~15:00まで見学者への案内をしていますよ~。
アサギマダラの飛来地アサギマダラの郷のアクセス
アサギマダラの飛来地の場所は諏訪市四賀地籍で白狐公園の直ぐ北側で分かりやすい場所となっています。この公園は旧諏訪警察署の跡地を諏訪市が公園として管理しています。
- 上諏訪方面からの方
国道20号線を上諏訪方面から茅野方面に向かって信号機「四賀普門寺」の次の「四賀普門寺南」を右折して1分で着きます。 - 茅野方面からの方
国道20号線を上諏訪方面に向かって諏訪中央自動車学校を過ぎて最初の信号機「四賀普門寺南」を左折して1分で着きます。
アサギマダラの郷の駐車場は
畑の入り口の脇に2台程度はおけるスペースはあります。
直ぐ近くには白狐公園でトイレもあり敷地内に自動販売機もあります。水飲み場もあって手洗いもできますので休日などは親子ずれも来園して人気のスポットとなっています。
アサギマダラは毒蝶?
アサギマダラは毒蝶といわれ本当に毒を持っています。〇〇マダラとつく蝶は毒を持っている蝶のようですね。
この蝶は毒を持っているので逆に鳥などに襲われないで遠く海を渡ってでも行かれるようです。ですから中にはこのアサギマダラのにた擬態の蝶もいると聞いています。
蝶の色は淡いあさぎ色でまだら模様があることからつけられて名前のようです、そしてその模様はまるでステンドグラスのイメージですね。
伊藤先生が擬態の蝶の見本を見せてくれました、素晴らしい標本を見ることができて勉強になりました。カバシタアゲハはアサギマダラとそっくりで自然界の偉大な知恵を知らされました。
アサギマダラに毒があるのは幼虫時代に食べた植物に含まれている毒の成分が成虫になっても体内に残ったままの状態でこれが敵から身を守っているからですね。
アサギマダラの見れる時間帯は
朝7時過ぎには飛来して夕方5時近くまで見ることができますが、ほぼ毎日見学した中では晴れた日の午後2時~3時頃までが一番いいと感じています。
曇りであっても少々の小雨でもアサギマダラは飛来していました。
※気温が22度~25度位いでないと見つからないかな?
朝方7時15分にはアサギマダラは飛来してきています、どこから飛んでくるのかその瞬間は見たことがありません。
飛来したアサギマダラは1日だけここで休息してフジバカマの密を吸ってその日のうちに他の地域に飛んで行くのかも見ていません。
夕方は5時近くまではまだ飛んでいましたが、もし2日間くらい滞在するのなら夜はこのアサギマダラの植物の中で過ごすのでなく近くの山に飛んで行って翌日には再度飛んでくるのではと伊藤先生から聞いていました。
アサギマダラの観察のポイントと画像
アサギマダラが飛来する白狐公園は幸いの事に自宅の近くですので午前と午後と何回ともなく観察にいっていました。
フジバカマの花の蜜をアサギマダラは吸っているのでヒラヒラを飛んでいる蝶を見つけるというよりフジバカマの周囲を歩いて見てください、そうしますと、一斉に舞い上がってくれますよ~。
アサギマダラは近づいてもあまり逃げないため、ゆっくりと観察できるのも特徴です、
そしてアサギマダラを逆光から透かして見たり順光で普通に見たりしてみましょうか・・・。
逆光で撮った蝶ですが↓見方としては羽が青みかかって透けた色で見えるのがキレイですね、これが浅葱色でアサギマダラの名前の由来だそうです。
↓こちらが順光で撮った浅葱色(あさぎいろ)の羽です、少しは違って見えたでしょうか?
羽をなかなか広げてくれませんのでレジャー用の椅子を用意してじっくり構えての撮影が楽ですね。
飛んでいるアサギマダラ
飛んでいるアサギマダラを撮りたくて、フジバカマに止まっている蝶の脇を歩いては舞い上がったところを撮ろうと 1/2000秒の連写で挑戦中ですが難しいですね。
写真で何を伝えるかで状況がかわりますが、ここでは立ったままで飛んでいる蝶を撮った場合は周囲の建物や電線などが入ってしまいます。
私の体験では飛んでいる蝶の写真を撮る場合は少ししゃがんで山と空を意識して背景入れれば周囲の建物は入らなくて、よりキレイな構図で撮れる気がしています。
手の指にも止まるアサギマダラ
毎日通い詰めるとアサギマダラも人なつっこく?「こんにちは今日も会いに来たよ~」と話しかければ手の指にも止まってくれますね。(^_^)
- 近づいて手を差し伸べたら
- 挨拶「こんいちは会いに来たよ~」
- 密をあげるもう少し密を吸ってから遊びましょう!
- 指に誘うもう~いいかな
- 指に止まる元気に会えてありがとう!
日中の暑い時は
日中温度が上がってくると日陰になる北側の地面に近い花に止まるようで気温が22度くらいが快適な温度のようです。
そうなるとなかなかフジバカマの満開の天辺には止まってくれませんねぇ。
アサギマダラの移動距離とは
アサギマダラは約2,000キロも渡りすると言われ1日の移動距離は1日80キロから100キロも飛ぶようです。
羽を広げると約10センチ位でモンシロチョウより大きくアゲハチョウと同じくらいかなと思っています。長距離を飛来するにはグライダーのように上空の上昇気流に乗って遠くは沖縄や台湾までも行くようですね。
それがどうして分かるかと言いますと、アサギマダラの羽に何処でいつ捕れたのかマーキングして放しているからその情報から分かってきています。
普通蝶々の羽はリンプンがありますがアサギマダラにはそのリンプンがないのでマジックでマーキングができるんですね、ですから雨降りの中でも飛んでいるのを見かけます。
成虫になった蝶は1年も2年も生きるのではないのでせいぜい4ヶ月くらいと聞いて言いますので、その時、親になったアサギマダラは北の方に飛んで行くのか南の方に飛んで行くのか自然とDNAが教えてくれるのか分かるみたいです。
いまこの地の白狐公園に飛来しているアサギマダラは伊那谷から名古屋を通って九州や沖縄や台湾へ飛んで行くのでしょうね?
長野県からの移動としては台湾までの移動と九州や四国と山陰・山陽地方と確認されています。
アサギマダラの集合場所は?
アサギマダラは白狐公園から飛んで行った蝶は宮田村にも止まるのかな?それとも名古屋あたりまで直行するのかは分かりません。
この地で数匹で飛び立ったのが名古屋で集合して50匹でまとまってと次の集合場所に飛んでいるようでです。
四国と九州の大分県との間にある小さな島ですが姫島村はアサギマダラの集合場所として有名のようです、町をあげて歓迎しているようです。
それと九州の鹿児島県の喜界島もアサギマダラが集合するメインコースとなっていいるようで、この地では「蝶に超注意!」の看板もあるくらいで驚きですね。
アサギマダラの幼虫の食草はキジョラン
アサギマダラの幼虫の時期に食べる草はキジョラン(鬼女蘭)です。
葉っぱの裏に卵を産み付けることがあるので、ここの田園地帯の片隅にいちおう植えています、そのキジョラン有毒植物ですが、アサギマダラはこの植物を食べて体内を毒化して外敵から身を守る知恵をつけています。
葉っぱの大きさは円形でハートの形にも近い感じです、この葉っぱの裏にアサギマダラの卵でも産んでくれればと思ってこの キジョランを植えていると言っていました。
もし卵を産めばこの地では越冬できなので温室で育てるそうですが、果たして卵まで期待できればいいな~と思っています。
アサギマダラはフジバカマの花が好き
フジバカマ(藤袴)は秋の七草で万葉の時代から多くの人々に親しまれた植物だとググって知りました。
たまたまご近所の先輩の古畑さん2018年に10株植えて広げて育てて2021年は1500株となっています、このフジバカマは9月~10月満開になりアサギマダラの飛来地としての期待をもって育てた植物です。
期待通り昨年から飛来して今年もたくさんアサギマダラが長野県の飛来地として休息でくる環境になったため連日飛んで来ています。
冒頭にも書きましたがこのフジバカマのピンクの花が咲くそばに行きますと甘い香りして癒やされる感じになります。
アサギマダラがこの花の香りを頼りに遙か見えない遠くら飛んでくると聞きました、蝶の研究家の伊藤先生によると、どの位の距離から分かって飛んでくるのか質問されました。
花の香りが分かるのはどれくらい距離だと思いますか?
・・・・・
1,000メーターかな?
100キロだよ!
えっホントなの
ビックリ仰天ですね
嘘でしょう!
いずれにしてもアサギマダラの超(蝶)能力にはビックリな話でした、親父ギャルのつもり(^_^;)
フジバカマの大きさは大人の背丈もあって生命力もあって種を蒔くより株分けでドンドン広めることができると言ってました。
来年の2022年の春先にはカブをもう一通り広げるて、さらにアサギマダラの飛来地として育てたいと地主の古畑はんは話していましたので、その時はお手伝いに行きたいと思ってます。
フジバカマの↓右側の空き地に株間は4mは開けて広める予定のようです。
アサギマダラの飛来地としてマスコミでも紹介
アサギマダラの飛来地として長野県諏訪市の白狐公園横の花畑を名所しようと2018年から取り組んで18年には1匹、2020年には44匹、4年目の2021年9月21日には60匹弱が飛来して全部で500匹を超えそうな状況で名所としての環境が整ってきました。
・LCVで紹介(リンクをクリックしてCMは削除してから見られます。)
・長野日報で紹介
2022年の飛来情報はこちらのサイトから確認できます。↓
アサギマダラ飛来地のまとめ
- アサギマダラの長野県の飛来地は諏訪市白狐公園のすぐ北側です。
- 9月中旬~10月中旬頃まで飛来してきています、多いときに1日50頭くらいです。
- 渡り蝶として1日80キロからで遠くは台湾まで渡っています。
- 白狐公園は駐車場やトレイも完備されて分かりやすい場所です。
- 飛来地は私有地ですが、ご自由に見学できます。
- 日中は蝶の研究家の伊藤先生のガイド付きのお話が勉強になります。
- LCVや長野日報でも紹介されました、1人でも多くの方にアサギマダラや
フジバカマを知っていただければ、ありがたいと思っています。
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