ある晴れた秋日、近所を散歩していたところ、公園と道沿いに銀杏が落ちているよと情報をもらって拾いに行きました。
それまで銀杏に興味はなく、茶わん蒸しに入っているイメージしかありませんでしたが、今回レンジでチンして食べる方法を知り、これならいいなと思っているところです。
早速出かけると公園には銀杏が散らばっているのを発見しました、「これは銀杏か。なんて強烈な匂いだろう。」
最初はその場を離れようと思いましたが、もったいない気持ちが勝りました。
木を見上げると、たくさんの銀杏が実っていました!
普段は高価な銀杏を自分で買うことはほとんどありませんが、公園等で拾ったこれらは食用にすることができるのでしょうか?
肥沃な土地で育った銀杏とは異なるかもしれませんが、食べられるなら幸運です。
そこで、実際に拾った銀杏を処理してみた方法をお伝えします。
銀杏の食べ方と調理法
一般的に、主婦はバッグにいつもビニール袋を持ち歩いています。そのため、発見後すぐに袋を取り出し、銀杏を素早く集めました。
都会で銀杏を拾うのは珍しいかもしれませんが、ここはとある田舎です。
少々恥ずかしさを感じつつも、秋の夕食に一品追加できると考えると、周りの目を気にせずに積極的に集めました。
今回は、踏まれていない、形が整った大粒の銀杏を約100個選びました。
銀杏の取り扱い方
種と外側の皮の分離
自宅に戻ったら、まずバケツに水を張り、銀杏の外側の黄色い皮と中の種を分けます。
外側の皮はかなり臭いますが、水に浸すことで臭いはほとんど気にならなくなります。
これにより、虫が寄り付かず、安心してベランダに置いておけます。
2~3日水に浸しておくと、外側の皮が柔らかくなり、簡単に剥がせるようになります。まるで野菜の種を取る時のようですね。
手袋の使用についての注意
外側の皮と種を分ける際は、素手で触らないようにしてください。
素手で触ると、皮膚が刺激を受けることがあります。
今回は幸い皮膚に異常はありませんでしたが、手が一日中臭うことになりましたので、手袋を使用すればよかったと感じています。
水に浸すことで外皮がスムーズに取れるため、大きな問題はありませんでした。
銀杏の乾燥方法
外側の皮をしっかりと流水で洗い流した後、種を乾燥させます。
今回は天気が良かったため、一日中外に出して銀杏を乾燥させました。
乾燥させた銀杏は、市販のものと見分けがつかないくらいに仕上がりました。
これは非常に良い結果で、すぐに今晩の料理に利用することにしました。
銀杏の調理法
レンジでの加熱
銀杏が名産の地域出身の友人に、「銀杏は封筒に入れてレンジで温めるのが最適」とアドバイスされ、その方法を試してみました。
銀杏を封筒に入れ、しっかりと封をしました。
殻が破裂する可能性があるため、加熱前に軽くハンマーでたたき、事前に割っておくと安心です。
レンジで加熱する際には、封筒をしっかりと三つ折りにしておくことが重要です。
加熱すると銀杏がポップする音がするかもしれませんが、開けてみると熱々の銀杏が完成しています。
道端で発見した銀杏の試食体験
殻を割ってみると、光沢のある銀杏が現れました。
期待していた薄黄色ではなく、鮮やかな緑色をしていましたが、新鮮な銀杏はこの色が普通だとか。
摘みたての銀杏は非常に新鮮でした!
しかし、味がどうかが一番の問題です。都会で拾った銀杏の風味はどうなのでしょう?
少量の塩を振って試食もしてみました。
その味は予想以上に美味しく、モチモチとした食感と銀杏特有の苦味が秋を感じさせるものでした。
まるで高級料亭で出されるような洗練された味わいで、料亭に行ったことがない私でも、これが高級な味だと直感的に感じましたネ。
銀杏を食べる際の注意点
過剰摂取の危険性
銀杏にはメチルピリドキシンという成分が含まれており、これを大量に摂取すると食中毒のリスクがあります。
特に5歳未満の子供には注意が必要です。
加熱後の保存と風味の変化
一度に食べきれず翌日に持ち越した銀杏は、苦味が増し、モチモチ感が失われました。
食べる分だけ加熱し、残ったものは冷蔵保存をオススメします。
また、冷凍保存することもできます。皮を剥いてから塩茹ですると、後で使いやすくもなります。
まとめ
地元の公園や道端で見つかる銀杏は意外と食べられます。この秋は銀杏拾いを楽しんでみませんか?
私が拾った銀杏は市場で売られているものと比べても遜色なく、とても美味しくいただけました。
秋の味覚を楽しみたい方におすすめです、また家族で拾いに行くのも楽しいでしょう。
お住まいの地域でも、もし銀杏が落ちていたら、拾ってみるのも秋の楽しみ方の一つですよ~。